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FAQ(よくある質問と回答)

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コレステロールが高いと言われました。どれくらいに下げればよいでしょうか?
コレステロールは動脈硬化を進めるので、最近注目を集め、また治療目標値も厳しくなってきています。
この度、日本動脈硬化学会で高脂血症診療ガイドラインが示されました。
それによると、コレステロールの目標値は、狭心症や心筋こうそくになった人なら、180以下、心臓は大丈夫だけれど、糖尿病や肥満、高血圧などの危険因子がある人は200以下、危険因子がない人は220以下がよいとされています。
この目標値になるように食事やお薬で治療してください。
また、LDLコレステロール(総コレステロール値から、中性脂肪の5分の1の値とHDLコレステロール値を引いて算出)も基準値に加わりました。
LDLコレステロールというのは、動脈硬化を起こす一番の悪玉で、120mg/dl未満が適正域ですが、心臓の悪い方は100未満に保つ必要があります。

初めてコレステロールが高いと言われました。年令に関係がありますか?特に気を付けることは?
コレステロールは体の元になる細胞の膜やホルモンの原料になる大事な成分ですが、多すぎると動脈硬化をすすめてしまい、脳梗塞や心筋梗塞が起きやすくなってしまいます。
糖尿病や高血圧があったり、喫煙者では動脈硬化は一層進みやすくなります。
総コレステロールは220以下が正常ですが、高くなる原因としては、遺伝、食事、他の病気(甲状腺機能低下症、腎不全等)、更年期以降の女性等があります。
ご質問の方は閉経前ですので年令的なものは考えられません。
コレステロールが高いと言われたら、先ず他の病気が無いか調べ、食事指導を受けましょう。
コレステロールの多い卵類、レバーなどは避け、それでも高ければ検査しながら薬をのむ必要があります。
なおコレステロールにはHDLコレステロールという善玉もあり、40以上が理想です。

コレステロールが高いと言われました。食事は今までと同じでよいのですか?
高コレステロール血症といわれたらまず、過食をせず、エネルギーオーバーに気を付け偏りのないようにしましょう。
次にコレステロールを多く含む食品を極力控えることが必要です。
代表的な食品は鶏卵の黄身、たらこ、すじこなどの魚卵、レバー、いかの塩から、バターなどです。
洋菓子の生クリームやチョコレート、カステラなどもコレステロールが多いので注意が必要です。
肉の脂肪は飽和脂肪酸といい血液中のコレステロールを増やしますので、肉は脂の少ない部位を選びましょう。
一方、アジやイワシなどの青背魚に多い不飽和脂肪酸は血液中のコレステロールが増えるのを防ぐ働きもあるとされますので、すすんでとって下さい。
コレステロールを長く体内に留めないために食物繊維も重要です。
野菜、海草、きのこなど積極的に摂り入れて下さい。野菜は一日両手いっぱい以上食べてください。

コレステロールが高いのですが、どんな薬を飲めばよいですか?
コレステロールが高い方は、まずスタチン系の薬剤を飲みます。
商品名では、メバロチン、リポバス、ローコール、最近出たバイコール、セルタです。
これらのお薬は、肝臓の工場でコレステロールを作る酵素の働きを抑えて、悪玉コレステロールを減らし、善玉を増やすという優れ物です。
まだ高い時には、ほかのお薬を加えなくてはなりませんます。
いろいろな薬がありますが、腸からのコレステロールの吸収を減らすコレバインという薬が、新しく登場しました。
ちょっと飲みにくいですが、上手に飲むとスタチン系の薬剤との併用で、適切なコントロールが得られます。
コレステロールを240から200に下げると、冠動脈疾患の危険性は半分に減ると言われています。
ぜひ、上手にコントロールして健康を維持してください。

HDLコレステロールも 総コレステロールも低いです。どう気をつければよいでしょうか?
HDLコレステロールは血管壁にたまったコレステロールを引き抜いて動脈硬化を押さえる善玉です。
40mg/dl以下の場合、動脈硬化が進みやすくなります。
HDLコレステロールの低下の原因として、肥満、糖尿病、肝臓病、甲状腺疾患、まれな遺伝性の病気、降圧剤や高脂血症等の薬の一部、食生活の乱れ、運動不足等がありますので、まず原因を調べてください。
また合併症として、虚血性心疾患の有無も調べる必要があります。
生活上の注意点は、運動をよくする、アジ、イワシなどの光り物の魚を食べる、煙草を止める等ですが、低すぎる場合はお薬を飲むこともあります。
御質問の方は、同時に総コレステロールも低いので、脂質系全体をみて治療する必要があります。
空腹でLDLコレステロール(悪玉)を調べ、150以上なら内服治療が必要です。



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