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FAQ(よくある質問と回答)

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血圧が高いと言われて薬をのみ始めました。もうやめることは出来ないのでしょうか。
血圧の薬は基本的には生涯飲み続ける必要があります。
それは高血圧の大部分は本態性高血圧と言って、原因がはっきりしない、いわゆる体質によるものだからです。
薬は対症療法ですから止めれば、また上がります。
血圧の治療の目的は脳卒中や心筋梗塞の防止ですから、長期治療しないと効果がでません。
自分に合った薬を主治医に選んでもらい、納得して、長期に飲み続けましょう。

しかし、本態性高血圧でなくて、血圧が高い場合があります。
白衣性高血圧と言って、診察室では血圧が上がってしまう方は多く見られます。
自宅で血圧を測定することが最もよい区別法です。白衣性高血圧には降圧剤は不要です。
また、太ると一時的に血圧が高くなることがあります。
食事量と共に塩分摂取が増加するためのようです。食事と塩分を減らして痩せれば血圧も正常化します。

高血圧で内服中です。血圧の変動が大きく、低いときはふらふらしてしまうので、薬を飲まないときもありますが大丈夫でしょうか。
高血圧の治療は血圧を下げること自体が目標ではなく、動脈硬化を防止して、元気で長生きするために行っているのです。
この方に限らず、診察室での血圧を基準に降圧療法を行うと薬が強くなりすぎることがあります。
診察室では血圧が高くなる方は多いので、血圧計を買って、自宅で朝薬を飲む前と夕方の2回、しばらく安静にした後で測ってみてください。
こうして測定した家庭血圧を診察の際に主治医に見せてください。
家庭血圧の変動も大きい場合には褐色細胞腫等の特殊な高血圧かどうか精査します。
否定されれば、血圧の変動を押さえる薬の組み合わせに変更してみます。
また、逆に、朝起床時に血圧が非常に高いことがあります。
早朝高血圧(モーニングサージ)と呼ばれています。
病的意味はまだ不明な点もありますので、専門医に御相談ください。

動脈硬化が強いと言われてしまいました。どうしたらよいでしょうか?
動脈硬化というのは、全身の血管の内側にいろいろな物質が付着して、血液の通る道が細くなる血管の老化現象です。
二〇才くらいから誰でも起こってきますが、進行には個人差がかなりあります。
動脈硬化が脳の血管で進むと、脳梗塞や脳出血など、心臓の血管で進めば、狭心症や心筋梗塞と、命に関わるような病気もでてきてしまいます。
ですから動脈硬化を、進ませないことが健康で長生きするひとつの秘訣なのです。

太り過ぎ、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、喫煙は、動脈硬化をどんどん進めてしまいます。
体重、血糖値、コレステロール値、血圧、尿酸値、などをよく調べてコントロールしてください。
また運動不足や不規則な生活、ストレスもよくありません。
動脈硬化で血管が細くなると元に戻すのは難しいので、これ以上進めてしまわないよう注意しましょう。

夫が、太っており、中性脂肪と血糖値がやや高いです。脳梗塞や心筋梗塞になりやすいと言われましたが、本当ですか?
脳梗塞や心筋梗塞は動脈硬化がもとでなる、命取りの病気です。
動脈硬化は、いろいろな原因で起こります。
歳をとるだけでも進みますが、肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、たばこを吸う、これらは、コントロールが悪いと、病的に動脈硬化を進めてしまいます。
また、肥満、糖尿病、中性脂肪が高い、高血圧の四つを、”死の四重奏”といい、管理が悪いと危険です。

御質問の方の御主人も、肥満、高脂血症、糖尿病をお持ちなので、動脈硬化が進みやすく、命取りの病気が早く起こる可能性があります。
死ぬまで元気に生活するためには、工夫が必要です。
専門医にかかり、食事と運動の指導を受けてください。
必要に応じてお薬をのみ、体重を標準体重に近づけ、中性脂肪は150以下、血糖値は食後二時間で160以下、血圧は140/70以下にすることが大事です。

狭心症で冠動脈を広げる治療を受けました。その後の注意を教えて下さい。
狭心症は動脈硬化によって冠動脈が狭くなって起こります。
この時点で発見し、狭窄部位を広げれば助かりますが、完全につまれば心筋梗塞です。

現在では狭窄部位を広げるのにカテーテルの先につけた風船を使うのが主流ですが、それでもだめな場合、内側をカッターやレーザーで切り広げる方法、ステントという管を押し込んで、広げておく方法などもあります。
もちろん、手術によって冠動脈バイパスを付けることも良い方法です。

どの方法でも二度と狭心症を悪化させないためには、もともと狭心症を起こした原因を突きとめて取り除くことがやはり、最も重要です。
禁煙、肥満は自分でコントロールできます。コレステロールは200以下に下げるべきです。
薬で下げても再発が30%も減ります。
血管壁についたコレステロールも、新しいものは取れるようです。



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